有名ではあるけれども少し敬遠していた作品。
第1話を実際に観てみた感想。
「やっぱり耐えられない、しんどい」
もうね、とにかく主人公がウザいんですよ。
とてつもなくウザい。
まあそういうキャラクターなんですけど、これはヒドイぞと思いました。
ハッキリ言って疲れます。
だから、1話で投げ出そうと思ったんですよね。
ただね、友人があまりに強くおすすめしてくるんですよ。
「気持ちはわかる。だが、3話まで観てから判断したほうがいい」と。
本当なの? このウザい主人公でだいじょうぶなの?
そして、最終話まで観た感想。
何回も泣きました。
いや、そりゃあ泣きますよ。
愛と喪失の物語ですもの、これは。
こんなにも最終回をむかえたくない気持ちになったアニメがかつてあっただろうか?
いやない。
あんなにうざかった主人公が後半になるとすごくカッコよく見えてきてしまう不思議。
成長する主人公のカテゴリに属することになってるんでしょうけれど。
ネタバレにはならないと思うので言ってしまうと、ラスト近くには自分が中二病であることを笑い飛ばすシーンすらあるんです。
「いったいなにをやってるんだ、おれは。こんなの中二病全開じゃないか」
これが最強の名セリフになってるんですよね。
本当にすごい。
何度も失敗を繰り返して、心が折れてしまう描写もすごく好きでした。
愛するものを助けられない苦しさ……。
どちらかを選択しなければいけない残酷すぎる運命。
ちなみに、心折れてあきらめてしまった世界を描いているのがアニメ作品『シュタインズ・ゲートゼロ』です。
こちらについてもいずれ書こうかと思っています。
こっちもなかなか良いですよ。
あとヒロインの牧瀬紅莉栖が異常にかわいい。
何度でも言いますけどとにかくかわいい。
最初はふつうの秀才ぐらいにしか感じないわけですが、これがジワジワくる。
ボディブローのようにだんだん好きになってきてしまう。
しまいには自分の恋人なのではないかと錯覚すらするようになる。
まあそのぐらい感情移入して観てたんでしょうね。
とにかく性格がつらいぐらい良い。
男らしいぐらいサッパリしてる。
主人公の気持ちを理解してつらい選択をさせないようにしむけるとかホントにどれだけやさしいんでしょう。
泣くよ、こんなの。
まゆしぃももちろんかわいいですよ。
せつないけど。
あと、地味にるかがかわいい。
男であるという点をのぞけばですけど。
『シュタインズ・ゲートゼロ』のほうではカッコいい人になっています。
※画像はシュタインズ・ゲートアニメ公式サイトからお借りしました