言うまでもなく有名作です。
ハッキリ評価がわかれる作品でもあると思います。
西尾維新の原作がそもそも異色。
西尾維新いわく「100パーセント趣味で書きました」ということらしく。
ほぼ全編が非常に独特の感覚とノリで描かれています。
ギャグとかユーモアが合わないと苦しいかもしれない。
逆にハマるとクセになるというか中毒性があります。
声優さんたちがとてもすばらしい作品でもありますね。
あと監督さん。
新房昭之というかたなのですが、知る人ぞ知る名監督なのです。
『魔法少女まどかマギカ』の監督さんと言うとわかる人も多いかと思います。
個人的には超おすすめ作品です。
ストーリーが単純に好き。
キャラクターが本当にみなさん魅力的で。
このキャラ設定だけでもすごい。
認めたくないけど西尾維新はやっぱり天才だなあとか思ってしまいました。
全エピソード大好きなんですけど、とてもとても好きなのは『第十二話 つばさキャット 其ノ貮』。
勉強を教えてあげられること。
かわいい後輩とぶっきらぼうなお父さん。
それに――この星空。
わたしが持っているのはこれくらいのもの。
わたしが阿良々木くんにあげられるのはこのくらいのもの。
これくらいでぜんぶ。
このセリフを夏の大三角の下で言われてしまうと、もうダメですね。
戦場ヶ原ひたぎみたいなタイプが好きなのかもしれないなーと気づきました。
なんだか声優さんごと好きになってしまいます。
以前は羽川さんのようなタイプが好きだったんですけどね。
まあ戦場ヶ原さんの魅力はもちろんですが、ヒロイン勢がみなさん本当にすばらしい。
羽川翼、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子。
みんなちがってみんないい。
あと、忍野メメがすごい!
キャラも濃くて好きだけど、セリフがいちいちカッコイイ。
「ずいぶん元気がいいねえ。なにかいいことでもあったのかい?」
「ボクが助けるんじゃない。きみが勝手に助かるだけだよ」
みたいなのがたくさん出てきます。
カッコイイけど実用性はないよなと思っていたのですが、
なんとこの忍野メメのセリフで救われたという友人女性が実在します!
友人はちょうどスピリチュアルなことで悩んでいたのですが、
「忍野さんの言葉でけっきょくは自分軸の問題なんだとわかって気持ちが楽になりました」
と聞かされた日のことはいまも忘れません。
ちょっとした衝撃と感動がありました。
アニメがガチで人を救うことがあるのだと。
アニメすごい!
西尾維新すごい!
※画像は化物語アニメ公式サイトからお借りしました